
2020年5月29日 NITEの中間報告の発表に対して
ニュースNITEの発表は以下の通りです。
https://www.nite.go.jp/information/osirase20200529.html
<https://www.nite.go.jp/data/000109500.pdf>
https://www.nite.go.jp/data/000109500.pdf
上記、NITEの中間発表は、端的に言うと、次亜塩素酸水(広義)の有効性を現在は【判断できない】ということになります。
こちらは全体を読んで理解する形式になっています。
当社としては、
●NITEの発表は、あくまでも中間報告である。(最終報告は6月中旬予定)
1)
中間報告内容の主な対象物質は、当初から取り上げられていた電解製法(①〜④)市販品7種の検証結果となっています。
※①強酸性電解水、②弱酸性電解水、③微酸性電解水(塩酸)、④2微酸性電解水(塩酸+食塩水)の4分類
※これらが選ばれた背景は「食品添加物」として認定されている製法、PH、ppmの範囲の中の製品であるためです。
2)
今回のテストではこれら4分類7種の製品について、2箇所で分担して検証が行われ、
(2箇所とも全製品を検証したのではありません)
一部の製品では99.99%以上の【有効性が認められ】、一部の製品では【有効性が認められません】でした。
よって「次亜塩素酸水(電解製法)」についての【有効性は判断できない】とされました。
そのため同機構では、引き続き上記4分類の次亜塩素酸水(電解製法)については評価を進めることになりました。
※報道にある【有効性は確認できない】はミスリードで、正確に言えば、【一部は確認できて】、【一部では確認できない】、よって、【判断できない】となります。
3)
前回の中間報告で、新たに加わった製法(⑤〜⑨)についても新たに検証が行われます。
※次亜塩素酸水の分類については、添付資料参照
弊社製品「ジアットX」は、NITE分類での「次亜塩素酸水⑧」(イオン交換法)で、独自の特許製法「静電場濾過製法」で生成され、その他のイオン交換法とともにこれから検証試験をされることを予定しています。
この製法の大きな特徴は、次亜塩素酸(HClO)と純水(H2O)しか含まれておらず、
空間噴霧の懸念点(ph値、塩や未反応物の不純物による問題)も発生しないと考え各方面との検証を続けます。
※大学等で数々の検証試験を実施し、その結果、国際連合工業開発機構(UNIDO)にも登録され「STePP」表示を許されている唯一の「次亜塩素酸水」です。
別報道では北海道大学の検証で次亜塩素酸水が新型コロナウイルスに有効との発表もありました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2af2c64a0f3a4f1372d115ee9711e87af09c8d6
NITEの最終検証試験報告には反映されてくるものと思います。
市場では実際に粗悪品も多数あり、次亜塩素酸水の括りで語られているので、良い機会かとも考えています。
報道例)
ヤフーで、次亜塩素酸に関して記事が掲載されていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4a0d75651bd1c359fc3c2e4308ad40bd1e137eb
この記事の見出しが「次亜塩素酸水、新型コロナへの有効性は確認されず。NITE調査」となっており、
次亜塩素酸水がコロナに効かないという誘導的な見出しになっています。
本文も製法やpH値の記載不備、安全性の根拠の不透明性、空間除菌の有効性への疑問等、殆どネガティブな記事になっています。(現在は、ヤフーは記事を訂正しタイトルと内容を変更しています。)
・空間噴霧につてい
経産省のファクトシートでも発表になっておりますが、表記が次亜塩素酸(水)となっており、
次亜塩素酸ナトリウム水溶液と次亜塩素酸水が同じ様に論じられておりますが、
全く違う物質です。それを事故報告として掲載しておりますが、中国では、明確に次亜塩素酸ナトリウム水溶液
での空間噴霧した事例ということで報告書が出ております。次亜塩素酸水での報告ではありません。
また次亜塩素酸水生成器で作ったものでの報告もありますが、この生成器で作られた物が
しっかりとした次亜塩素酸水かどうかがわかっておりません。(なかには次亜塩素酸ナトリウム水が
生成されている商品もみられますので、注意が必要です。)
ただこれについても検証が進み明確になってくるものと考えており、それまでは推奨等につきましては
慎重に進めたいと考えます。
参考文献
「次亜塩素酸を活用した食中毒細菌及びウイルスの制御対策(抜粋)
次亜塩素酸は白血球の一種でもある好中球でも生産され、ヒトの生体防御機能にも寄与している物質です。
霧化粒子の吸入の安全性は、実験動物のレベルで確認されています。ラットを用いた90日間亜慢性吸入毒性試験では、雌雄ともに体重および一般状態において、また血液学的検査および肺の病理組織学的検査の結果において、特記すべき変化は見られないことが報告されてるという資料が発表されております。)
文脈をしっかり読めば、粗悪品(洗剤を薄めたようなもの等)が多く、実際に効く製品も見つけられていない。
というだけの記事であることはわかりますが、こちらも全体を読んで理解する形式になっています。
ただ、見出しだけを見ると誤解させるような表現をしています。